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おやじのせなか●ジャパネットの高田旭人さん

  今朝は、毎週日曜日掲載で読むのを楽しみにしている『おやじのせなか』  

 題目にあるジャパネットの現在の社長高田 旭人(あきと)さんのお父様への気持ちだ。

  ジャパネットとと言えば、お父様の明さんのお顔が思い出される。

 旭人さんの思い出によると、『父から、勉強について何か言われたことはなく、「東大を受けたい」と言ったら「すごいね、頑張って」とだけ言われたそうだ。そして1浪して合格報告した時は、母と従業員と夜までお祝いをしていたそうだ。(この話を知ると喜びもひとしおだったことがよく分かる)

仕事に関しては、両親を尊敬していたので、中学ぐらいから会社を継ごうと何となく思っていたそうだ。

  東大を4年で卒業して入社したのは野村證券。ここを選んだのは、家業を継ぐ為に金融の知識が役に立つと考えたからだ。  野村證券では、1年間だけ、営業をしたそうだ。ここでの学びについて彼は、こう答えている。「野村證券は、徹底した成果主義で、どれくらいの時間頑張ったかの仕事のプロセスはほとんど聞かれなかった。極端な話、結果さえ出せばサボってもいい。ただ闇雲に足を使うだけではなく、頭も使わなければ意味がない。この経験は今の経営に活きている」

  野村證券退職後は、米国留学をしている。その最中の2004年に「個人情報流出事件」が起こり、帰国してその対処を手伝っているうちに米国に戻れなくなり、気付いたら、お父様の会社のジャパネットに入社していたそうだ。

  お父様との仕事にやり方の違いについてはこう考えられている。「父は商品選びから売り文句まで全て自分で決めるタイプの経営者でした。間近で接してみて、責任を負い続けてきた姿に、会社を更に成長させるためには、社員一人一人の力や意志が必要だ。同時に、父にはない発想を取り入れることも僕の役目だと思うようになりました。  働き方改革に取り組んだり、若手を積極的に登用したりしました」結果、数年前に人づてに「(僕を)社長にして良かった」と言ってくれていたのを聞いて、嬉しかったそうだ。(お父様は、きちんと息子のしてくれていることを見て、評価されていたのが分かって、こちらまで嬉しくなる話だ)

  17年以降は、サッカーやバスケットボールのクラブチーム経営に参入し、最近は試合会場でお父様と顔を合わせることが多いそうだ。

そして最後の一文が、おやじを想う息子の優しい気持ちが表れていてこちらまで笑顔になったので、載せておく。

「お客さん同様、父にも思いっきり楽しんでもらいたいと思います」』

 

 本日の『おやじのせなか』はお楽しみ頂けましたか。

 ご本人のお父様への気持ちだけでは分からない、書かれていない野村證券への入社理由や留学の途中での個人情報流出事件やジャパネット入社時期などの読んでいて疑問?に思ったことは全て調べて、分かりやすく一文入れ込みました。

その作業をしながら改めて思いました。

人一人の半生は、簡単に纏めることはできない。でも、出来るだけ分かりやすくしてあげることで、色々な人に、今生きている人生を立ち止まって考えることを可能にすることもOKになるなっと。

 

 今回の『おやじのせなか』では、おやじと息子のほのぼのとした人間関係を知ることができたのでは、と思います。

そうあってほしいと願います。