思いの丈☆宅配便

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父ふたり 対照的な食卓模様

 今朝の新聞の声に目を通していたら、「よかった」と思わず口に出したものがあった。

それは、ご実家のお父様の横暴な食事態度とご結婚された先での義理のお父様のお優しい穏やかな食事態度が書かれていた。

 分かりやすいようにそのまま引用する。

「父は毎食、まるで最後の晩餐であるかのように一気にかき込む。食卓は常に修羅場だった。弟は好きなおかずに箸をつけず、最後に味わう。一方、父は最初に好物を平らげる。弟が大事にとっておいたおかずを見つけると、『おなかいっぱいなのか』とサッと横取り。弟は好きなおかずを一番先に食べ、次第に早食いになった。 結婚し、義父と出会い、衝撃を受けた。すき焼きの時も、焼き肉の時も、義父は必ず家族全員が箸をつけてからゆっくり食べ始める。私の器にお肉をよそい、ご飯のお代わりを勧めてくれる。家族が食べる姿をニコニコと眺めていた」

 彼女は、現世において、二つの経験をした。それは全く異なる態度を取る二人の父親との出会い。これはどちらも彼女に取って必要な経験であった。もし、自父だけしか知らずにいたら、来世は、されたことと同じことを彼女自身がしていたかもしれない。いや、それでは勉強にならないから、神様は、現世において二度の真逆の体験をさせたのだ。

 最後に書かれた彼女の言葉を皆様にお伝えしたい。義父さんは、昨年に亡くなられている。

「お義父さん。お義母さんも皆元気です。天国から見守っていて下さいね。それからお父さん。いつもありがとう。ずっと元気でいてね。大好きだよ」

 追伸、彼女の言葉を通して、人が人として生きていく上での関わり方がどうあるべきかを再認識でしたので、彼女に感謝を表したい。