2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今朝の何気ない文の中に、ふと考える。 それは、こんな文だった。 「児童文学者の那須正幹さんが40年近く筆をふるった代表作『ずっこけ三人組』が完結した。 主役は小6のハチベエ、ハカセ、モーちゃん。そろって優等生ぽくない。『がんばりなくてもがんばれ…
朝刊のフロントランナーで、ぐっときた。 今日は「看取りの技法」全国に広めるの小澤竹俊、めぐみ在宅クリニック院長の話。 『勤務医だった数年前、緩和ケアから逃げ出そうと思ったことが何度かある。哲学や心理学、宗教をいくら勉強しても、決して「穏やか…
将棋棋士の谷川浩司は、中学時代の恩師、朝田勲さんからの「谷川、負けて良かったな」を大切にしている。 史上最年少の21歳で名人となった彼は、2年後に名人を失った。 その時に、その言葉を言われたそうだ。 彼は「勝負の世界ですから勝たなければならない…
今日のおやじのせなかは、向井千秋。 彼女のお父さんは、中学校の数学と理科の先生。 お父さんの当直先に一緒に行って「すごい、なにこれ」と試験管の液体が一瞬で変わる驚きから、科学の芽を育てて貰ったらしい。 足が悪かった弟の影響から、小学校から医者…
いつも、まるで本人から語り掛けて貰っているかのようなコラム「まあ いいか」が好きだ。 本日の内容には、自分の声は「ふなっしー」で元旦那のさんまの声は「阿呆鳥」と書かれていた。 そして、最後の一文がいける。 「ふなっしー」はなぜ、「阿呆鳥」に恋…
作家、向田邦子の言葉に思わず唸る。 さっすがだから。 その言葉は「とりあえず さようなら」。 彼女は、心付けをさっと渡せるようにしている作家に対しての思いの中で、こんなことを書いている。 これは、相手の心を揺さぶりすぎないように気遣ってか。もち…
折々のことばに頷く。 「なんだか申し訳ないピカピカだね。」これは、あるカメラマンが上層の窓ガラスを清掃中だったゴンドラの作業員を見上げつつ呟いたそうだ。 そのままで美しいものはない。 誰かの「見えない労働」によって整えられている。 久しぶりに…
阪神大震災に生まれた子は、もう21歳になる。 今はもう、神戸にあの頃の面影はない。 ルミナリエ も当たり前行事になった。 あの日あの時に、黙祷を捧げ、心を亡くなられた方に向けることが、その時に戻れる唯一の行為。 日々完全燃焼でいこう。
御朱印帖ガールは、新たな楽しみを見つけた。 まず、寺や神社に向かうだけで、どんな所なんだろう?のわくわく感がある。 次に玉砂利を踏み締めて歩くと、心が静まっていく。 そして、御朱印帖を手渡し、書いて頂く間の待ち時間にある事をする。 それは、御…
朝刊「テレビの時間」で、由美かおるが書いた文章が、秀逸だ。 「『水戸黄門』の人気の秘訣は、いわば偉大なるマンネリだったとも思うんです。『この印籠が目に入らぬか』という、毎回おなじみのセリフにしてもそう。歌舞伎の型のようなものです。 皆さんが…
街中で見掛けた新成人。特に男子に初々しさを感じた。思わず背中をぽんと叩いて「頑張れよ」と言いたくなった。ちょっとひ弱かな。だからこそ、背中を押してやりたい。何でもその他大勢の一人で終わらせないで。「こうだ」と思った事や決めた事は、最後まで…
朝刊のbeテレビ週刊番組表の左側に藤山直美の笑顔が零れる。 久々のお顔にお元気な様子が分かり、こちらまで嬉しくなる。 彼女のインタビュー記事の返しが納得出来る。 「喜劇役者ほど、ふざけない。ふざけなるのが喜劇ではないから。さらに、しばいにおいて…
山村紅葉のインタビュー記事に、吸い寄せられる。 彼女の母親は、有名なミステリー作家の山村美紗。 私自身も若き日にかなり読破した美紗ファンの一人。 山村紅葉が駆け出し女優時代のほっそりしていた若き時代も、未だよく覚えている。 現在はふくよかにな…
朝刊「あきらめない作法」の森公美子の文章に、気がつけば柔らかな気持ちになれていた。 この文章が心にほんわりと響いた。 「一点を見つめ続けて努力を重ねても、どこにも出口がないと感じてしまう時、肩の力を抜いて前後左右を見渡せば、思わぬところで新…
朝から樹木希林の巨大広告に、目を奪われる。 「死ぬときぐらい好きにさせてよ」 人は必ず死ぬというのに。 長生きを叶える技術ばかりが進化して なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。 死を疎むことなく、死を焦ることもなく。 ひとつひとつの欲…
何気ない切っ掛けから、始まった。 郵便局発刊の雑誌で見たのが、興味の始まり。 お寺や神社に行くと御朱印帖っていうのがあって、お願いすると書いて頂けるんだ。 独り言のように呟いて、その時は終了。 それが頭の隅っこにずっと残ってたの。 だから、初詣…
本日の折々の言葉が面白い。 「猿を決め込む」内容はこう。三匹の猿がそれぞれ目と耳と口を塞いでいる。見ざる、聞かざる、言わざる。これを「三猿」という。自分に都合の悪いことはあえて知らんぷりすること、これを「猿を決め込む」という。実際は、楽に生…
正月早々の朝刊を読む。 中山秀征のハッピーニューイヤーに目が留まる。 2文に吸い寄せられる。 「こうやって捕るんだ、投げるんだと教えた子のボールがもう捕れない。でも、それが成長なんです」と目を細めた。 芸能界を目指して15歳で上京したが、若い頃…