思いの丈☆宅配便

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ロボット開発者•吉藤オリィさんのおやじのせなか

( は、前の段落の文章に対する私の感想を入れました。全ての文章を読み終えてからでは、分かり難いと思ったからです。全部で6段落です )

 

 オリィさんは、小学5年の時に体調を崩したことをきっかけに3年半、不登校になった。そのひきこもっていた時期が、遠隔操作できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」開発の原点だそう。

 吉藤さんのお父様は、運動部の顧問や生徒指導を担当する熱血教師で、たまたま同じ中学に勤務となったそうだ。一緒に車で登校したり、保健室から教室へ行かせようとしたり、最初は試行錯誤していたそうだ。ご自身は、どうしていいか分からないストレスで体調が悪化し、部屋で天井を眺め続けながら、時計の音を聞くだけの状態になっていったそうだ。夜に徘徊を繰り返し、ある時は池のほとりに数十分ほどいたこともあるそうだ。その時、お父様はいつもついてきて離れて見守っていたと後から聞かされたそうだ。

 

 (お父様の気持ちを思うとどれだけ辛かっただろうと想像出来て、胸が詰まった。お疲れ様でした)

 

 当時ご自身は、迷惑をかけている罪悪感から、両親に敬語を使うようになったそうだ。今は気さくに話しますが、その時の癖なのか、やっぱり敬語だそう。 

 

 (オリィさんの気持ち分かるなあ。私もきっと敬語を使っていただろう。それだけ親としてして下さったことを身を持って持って感じているから、敬語になるのだと思う。当たり前のことだ)

 

 お父様は、キャンプの達人で、オリィさんを小さい頃からボーイスカウトに入れ、野外活動の様々な技術を教えてくれたそうだ。不登校だった時は、オリィさんを県外野外活動センターに何度か連れ出し、県外の10泊のキャンプにも1人で行かせてくれたそうだ。この時に、年上の人に、お父様から習ったロープワークを認められ、アケビのつるでかごを編んでほめられたことは、自信になったそうだ。

 

 (不登校の時も、オリィさんに学校とは違う居場所を与えられ、人の出来ないことを教えて自信をつけさせ、褒められて、それを分からせるなんて、なかなか出来ない。素晴らしいお父様だ。)

 

 オリィさんは高校で物作りに目覚めて学校に入り浸り、家族との接点が減ったそうだ。でも早稲田大学に進学後、お父様が野外活動センターに転勤となり、オリィさんもよく夜行バスで帰って案内役のバイトをすることになったそうだ。このことで、移動中の車で、お父様とたくさん話し、知識の広さや人を楽しませる力、人望の厚さを間近で見て尊敬の念がわいたそうだ。

 

 (神様は、オリィさんが高校時代に、家族との接点が減っていたことを分かった上で、その穴埋めをするように時間を与えられたことが分かり、心が熱くなった。尊敬の念を抱けるなんて、オリィさんも素晴らしいけれど、そんなお父様と出会えてお幸せだなあと思った。)

 

 大学では、今でも続けている研究テーマ「孤独の解消」を掲げて研究室にも入らず、分身ロボットの開発にあけくれて心配をかけたそうだ。お父様には「どっちを向いて進んでいるのか分からんが、卒業はしろよ」と言われたそうだ。オリィさんは起業して大学は中退。それでもコンテストで優勝し、活動の知名度も上がって喜んでくれたそうだ。

 

 (お父様のお気持ちを考えると、中退ではなく、年数は掛かっても卒業して欲しかったに違いない。ああ残念だ。でも、コンテストで優勝なんて出来ないこと。それは、素晴らしいと思った)

 

 お父様は、60歳を超えた今も元気で、子どもたちに教えているそうだ。座右の銘は「一生青春」。死ぬまでキャンプ場でガイドをし、感動を演出して、人を喜ばせていくでしょう、と文章を締めくくってあった。

 

 

 オリィさんのお父様は、能力的にも人格的にも立派な方。オリィさんには、あまりに大きくて、それがプレッシャーになったこともあっただろう。

 でも、いつも前に出て、オリィさんを引っ張ることなく、見守ってられた姿勢には、ひれ伏したい。なかなか出来ないから。

そして、オリィさんという繊細な感受性をお持ちお子さんの子育ては、大変だったと思う。でも、どんな時も、オリィさんの心に向き合って、突き離すことは絶対にしなかったことに敬意を表したい。なかなか出来ないから。

 今回は、子育ての大変と同時に、その向き合い方、対応の仕方を具体的に教えて頂いたことに感謝したい。

 オリィさんのお父様には、ほんと死ぬまでキャンプ場のガイドをして、来られる方を喜ばせてあげて欲しいと思う。実際に、お会いしたいなあとも思った。

 

 皆様は、どう思われましたか?

かなりの長文になってしまったこと、入れながら感じましたので(内容を飛ばすと歯抜け状態になるので出来ませんでした)お詫び致します。