今朝の声に「夫も育ててくれた保育園」という題目で書かれたものを見た。
これには2人のお子さんの9年間の保育園生活が綴られていた。
下のお子さんが入園してから、ご主人が変わられたことが詳しく書かれていた。送り迎え、体調不良時の病院通い、担任との面談、クラスの子を集めてのサッカー教室、パパ会の開催。
そして「いつしか立派な親になっていた。子どものみならず、夫も育ててくれた保育園、お世話になりました」と纏められていた。
これを読んで、こんな家庭もあるのだなと少し冷めた目で見てしまった。
というのも、私自身が保育園児。
いつもお迎えは最後だった。
寂しくても言葉にしない子どもだった。知らず知らず、我慢することを覚えていた。
小学生になった時に、祖母から こう言われた。
「保育園の運動会の時に、◯◯ちゃんは先頭を走っていたのに、途中でずっーとお友達を待っていたんだよ。そのまま走れば一等だったよ」
きっとお友達がまだなのが、つらくなったのかな。
あの時から◯十年経った今も、変わっていない。人の気持ちを考える所とつらくても我慢する所とがんばるだけがんばる所。
保育園生活は、親よりも子どもの学びと性格形成に深い意味があるのだ。
経験者は語る。(笑)