今朝の加藤登紀子さんの「ひらり一言」は「花は花の姿を見るとこができない」だった。
それを読んた時、「俯瞰してみる」が頭に蘇った。よって本日は、こちらについてご紹介する。
まず「俯」と「瞰」の説明から。「俯」はうつむく、状態を前に曲げる。「瞰」は見下ろす、遠くを眺める。つまり「俯瞰」とは、上体を前に曲げてうつむきながら見下ろすこと。
「俯瞰」を使う場面
仕事に関わる人・材料・商品など全体を把握することを表す。
「俯瞰」を使った言葉4つ。
❶ 「俯瞰的に考える」
意味は2つある。
➀ 少し離れたところから対象を見て、全体を捉えながら考えること。
② 自分の意見を離れて、客観的に物事を考えること。
❷ 「俯瞰的に捉える」
意味は2つある。
➀ 物事の本質を理解して自分のものにするという意味。
②
上から見下ろすように全体を把握することでもある。
❸ 「俯瞰的視点」
高いところから見下ろすような視点のこと。
「俯瞰的な視点を持ちましょう」は、物理的に上から見下ろす構図という意味もあり、この場面はデザインのイメージなどを説明するときに使われる。
❹ 「俯瞰力のある人物」
自分のことだけに集中せず、全体を見渡せる人物のこと。
「俯瞰力」はビジネスだけでなく、試験勉強や他者とのコミュニケーションなど様々な場面で役立つ。
「俯瞰力」を持つことで、自分の立ち位置がわかったり、目標を達成するために何が必要なのかを逆算したりすることができるから。
長く読んで頂いて、ありがとうございます。
やっと本題に入る。
「俯瞰してみる」には2つの意味がある。
❶ 高いところから見下ろすこと
❷ 全体を把握すること
ビジネスシーンでは、後者の「広い視野で全体を把握すること」の意味でよく使われる。
一つ使い方の注意をお伝えする。
「俯瞰して見る」は、「みる」が「見る」となったもの。
「俯瞰」には、「見る」の意味が使われているので重複表現になる。だから、おかしい表現となる。
正しく言い換えると「俯瞰的に見る」
これだと比喩的な表現となるので良いそうだ。
やっと結論。
私は「俯瞰してみる」という言葉とその意味を知った時、自分のことだけしか考えないのではなく、今の自分の状態を大きな世界から捉えて考えるようにしたいと思った。
その理由は、自分の悩みが如何にちっぽけなものであるかがわかるからだ。
その為に具体的にすることはこうだ。
高い建物に上がったり、観覧車に乗って、地上から高い所に行って、目で下を見るようにしている。
皆様は、「俯瞰してみる」という言葉についてどう思われましたか。
少しでも皆様の「心」に響きますと嬉しいです。