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塾で人生が決まるのか?おおたとしまさ

 今朝の耕論で、興味深いことが載っていたのでご紹介したい。

大題は、塾で人生決まる?

3人の方がご意見を載せられいたが、おおたとしまささんの文章が分かりやすくて、納得がいったので、中盤からを省略せずにそのまま引用する。

 『塾は、受験競争を激しくしていると犯人扱いされることがあります。しかし、これだけ多くの家庭が上を目指すのは、日本の学習編重主義が根底にあるからです。地位達成の手段としての教育という土壌があり、受験競争がある。そもそも偏差値で表される学力によって社会的地位が決められてしまう社会構造が、根底的な問題だと思います。 塾を巡っては、地域や所得による教育格差も問題となっています。教育は個人のためだけにあるわけではないのに、「頑張った自分は教育で得たものを独り占めしていい」と考えている人も多い。 この勘違いを払拭しなければ、「一部の人だけ塾に通えるのは不公平」という批判に反論できません。恵まれた環境で得たものを世の中に還元する、という価値観を親も子も持って欲しいと思います。 また、誰もが大量の学習をこなせるとは限りません。トップ校に入りたいという親の気持ちは理解できますが、それが我が子を追い詰めるリスクを忘れてはいけません。 受験システムに過剰適応し、子どもを「勝ち組」にしようと視野が狭まる多くの保護者を私は見てきました。大学入試共通テストの初日、東大の前で凶行に及んだ高校生の事件も起きました。「トップじゃなければ人生おしまい」という恐怖心に追われて生きるのは苦しいでしょう。 偏差値が5や10違っても人生に影響はない、と我が子に言ってあげましょう。子どもの肩に乗りきらないものを無理に背負わせるのではなく、過剰な競争には付き合わないという防御を担うべきです。子どもを守ってあげられるのは、保護者だけなのですから』

 私自身も親として、子供の受験に共に向き合ってきた。周りに影響を受け、それがあるからいい面もあるが、気持ちが負けそうになって、心身共に苦しくなったのも事実。一番大切なのは、子供の地頭•学習能力•性格をトータルして考え、将来の子供の姿を俯瞰して思い浮かべること。なによりも子供の現実と向き合うこと。

 どうぞ最終的に、心身共に、親子で笑顔で迎えてる春になりますように祈っております。

 そのブログが読んで良かったものになれば嬉しいです。