思いの丈☆宅配便

書いて読んで繋がりませんか!

あなたは、何歳まで働きますか

 昨日見ていたYouTubeでは、若い20代の夫婦は「60歳ぐらいまで」と答えていた。

 敢えて、皆様に質問したい。

「あなたは、何歳まで働きますか」

 私の知り合いで75歳の人は、こう答えた。「若い時は、働くなら50才くらいと思っていた。でも今は、働けるなら元気な間は働きたい」

 じゃあ私はどうか?

子育ても落ち着いてから2年ほど前から働き始めたが、元気である限り、必要とされる限り働きたい。

 働き先は、あくまでも手段。目的ではない。その辺りは、頭に留めておきたい。しかし、その目的は、人それぞれ。私は「人にありがとうと喜んで貰えることをしたい」のが目的。

 皆様は、いかがですか?

 

 

「男らしさ」弱さこそ希望に

上題は、11月19日(土)の国際男性デーに合わせて、評論家の杉田俊介さんからの言葉だ。

 国際男性デーは、1999年にトリニダード•トバゴで、男性の心身の健康や役割を考えて、ジェンダー平等を実現しようと始まった。

 杉田俊介さんの言葉をご紹介する。

『「生きづらさ」を解消するためには、男性自身によるセルフケアが必要だと考えています。しっかり寝ることでもいい。他者に協力してもらいながら、自分の心や体と日々対話していくことです。』

 次からの言葉に、衝撃を受けましたので、とくとご覧ください。(笑)

『ただ本当は、弱者男性の前に、圧倒的大多数の「強者男性」について考えなければいけません。強者である男性が、正社員の仕事に就き、高収入を得ているのはすべて自分の努力の結果であるという考えは、とても無自覚だし無神経です。』

 私自身、強者男性は持って生まれたお徳によって生きてこられた羨ましい人だと思っていた。しかし、杉田さんの言葉によって、そうではないことを初めて知った。実際のところ、そういう考え方もあるのか、と驚いた次第である。

皆様は、いかがですか?

 最後に、杉田さんの纏めの言葉を載せておく。

『既存の「男らしさ」に疑念を抱く弱者男性が「男性は変わるべきだ」という空気をつくり、構造の変革を促していけるのではないかと思っています。弱さの中に希望があります』

 男性は、草食男子がなよっとして頼りなく見える、と一般的に思われている。ならば、杉田さんのお言葉のように、弱者男性が集まって、何かやってみるのもありだと思った。そうすれば、希望も生まれる筈だ。

 皆様は、いかがですか?

南野陽子さんのおやじのせなか

 南野陽子さんが今春に施設で亡くなったお父様のことを書かれていた。その文章を読んでいたら、娘さん思いの良識あるお父様だったことが分かり、心が温かくなったので、皆様にもご紹介したい。

 デビュー前に、家族や友人と離れることが嫌だったそうだ。新大阪で皆んなに送って貰って、住む所に着いたら、お父様がそこにこられていたそう。心配してくれていたそこがよく分かったそうだ。

 忘れられないお父様からの置き手紙に、ぐっときた。

当時、寝る暇もなく忙しかった時に、一緒に仕事をした人について「何もしてくれない」とこぼしたらそれを厳しくとがめるお父様からの置き手紙があったそうだ。それには、こうあった。

「人にはそれぞれ役割があってそれぞれの仕事をしている」と。

 そのことは、現在になって分かってきたそうだ。今、公演中の舞台で障害のある方と一緒に稽古をした時に、南野さんが芝居で無言でいるとセリフを忘れたと思われて、その部分を付箋に書いて持ってきてくれるそうだ。

彼女の言葉である。『人を何かができる、できないで判断せずに、フラットに付き合うことが大切だと改めて思いました。多様な人が補い合う。「人それぞれの役割」という父の言葉を実感しています』

 皆様は、どのように思われましたか。

私は、彼女の若かった頃をテレビ等でよく知っているので、年相応のいい女性になられたなあと思った。

幸せはいつか手にするものではなく、今あなたの中に見つけるもの

 今朝の新聞の加藤登紀子さんの言葉に、静見した。それは、こうだった。

「幸せはいつか手にするものではなく、今あなたの中に見つけるもの」その後にこのような文章が添えられていた。

『それは遠い過去、通り過ぎた昨日かもしれません。「確かに今を生きた」その足跡、それを「幸せ」と呼ぶのです』

 

 皆様は、どのようなことが浮かんできましたか。

私は、過去に経験してきた良かったことではなく、辛かったことが思い出されました。

そして、その時の自分のしてきたことや沸き起こった感情がよみがえってきました。

と同時に、結果の直後、数年後、そして現在の思いを重ねました。

当たり前のことですが、年数が経過する程に、俯瞰して見れるようになり、それが人生経験として前に進める確かな一歩になりました。

だから、若い人には、いつも言います。

「恥ずかしい失敗はたくさんしておきね。それがな必ず自分のその後の生きる指針となって、頭から身体への認識されて、いずれはどうしたらいい?と迷った時に身体が分かってくれるようになるから」

 

 皆様にとって、この言葉が、かけがえのない素敵なものになりますように、祈っております。

「がんばる」には二つある

 朝刊で、興味深い内容のコラムを読んだので、皆様にご紹介する。

 『私見では「がんばる」には「はつらつ系」と「忍耐系」がある。前者は、当人が好きなことや望ましいことに打ち込む様子を肯定的に捉える際に使われる。後者は、当人が不幸な出来事に巻き込まれた際、くじけそうな気持ちを鼓舞するために使われる。 もちろん、両者の区別は曖昧で、普段は意識されることもない。だが、私はこの違いに自覚的でいたい。でないと、本当に必要な区別が付かなくなってしまうように思うのだ。 コロナ禍で「がんばる」人に必要なのは、市井の人々の「声援」なのか、行政による「支援」なのか。華やかな「喝采」なのか、速やかな「救済」なのか。 医療者への感謝の名目で東京の空をブルーインパルスが飛んだ頃から、曖昧にされてはならないことがぼかされてきた気がする。 「自己責任」が声高に叫ばれる昨今。もしかしたら、あえて両者を取り違えたい人がいたかもしれない。』

 皆様は、どのように思われますか?

 

遺留捜査の深化する変わらなさ

 今朝の週間番組表に、テレビ番組「遺留捜査」に主演する上川隆也さんのコメントが掲載されていた。

 「遺留捜査」は、他のサスペンスドラマとは異色を放っている。殺人はあるが、それだけではない。現場の遺留品から犠牲者の声なき声をすくいあげる、マイペースな刑事•糸村聡を上川隆也さんが演じている。

 上川隆也さんの言葉に、ぐっときた。

「不幸にして世を去った人が残したかったメッセージや、別れなければいけなかった人の心情をくみ上げる。自分に課せられた何かがある思いです」

 10年間続いたドラマであり、木曜ミステリー枠最後になる。

 ぜひ一度ご覧いただきです。 

10年間ずっと見続けきた私からのお勧めです。

南果歩さんの和顔施

 毎週楽しみしているのが、土曜日のコラム「私のThe Best」。

今日は、俳優の南果歩さんの「笑顔の気持ちを広げたい」だった。 

 2016年に訪れた台湾の夜市でペコちゃんのネームタグに吸い寄せらた時から、スマイルグッズ収集を始めて、お部屋やバッグの中に笑顔がいっぱいになったそうだ。

 乳がんになり、生きる意味を考えるようになってから、悩み、たどり着いた先が「生きているだけですばらしい」という境地だそう。

 本日の副題にもあるが、「和顔施(わがんせ)」の意味にも繋がっている。

 まとめとして書かれた彼女の言葉を皆様にお伝えしたい。

 『人生はいつも笑顔でいられることばかりではありません。私に「和顔施」という仏教の言葉を教えてくれ、いつも励ましてくれたのは瀬戸内寂聴さんです。人に笑顔で接していれば、相手の心を癒やし、幸せの気持ちが周囲にも広がる。難しい顔でいるより、笑顔の気持ちを広げたい。私はいま、そう思って生きています』