思いの丈☆宅配便

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「がんばる」には二つある

 朝刊で、興味深い内容のコラムを読んだので、皆様にご紹介する。

 『私見では「がんばる」には「はつらつ系」と「忍耐系」がある。前者は、当人が好きなことや望ましいことに打ち込む様子を肯定的に捉える際に使われる。後者は、当人が不幸な出来事に巻き込まれた際、くじけそうな気持ちを鼓舞するために使われる。 もちろん、両者の区別は曖昧で、普段は意識されることもない。だが、私はこの違いに自覚的でいたい。でないと、本当に必要な区別が付かなくなってしまうように思うのだ。 コロナ禍で「がんばる」人に必要なのは、市井の人々の「声援」なのか、行政による「支援」なのか。華やかな「喝采」なのか、速やかな「救済」なのか。 医療者への感謝の名目で東京の空をブルーインパルスが飛んだ頃から、曖昧にされてはならないことがぼかされてきた気がする。 「自己責任」が声高に叫ばれる昨今。もしかしたら、あえて両者を取り違えたい人がいたかもしれない。』

 皆様は、どのように思われますか?