上題は、11月19日(土)の国際男性デーに合わせて、評論家の杉田俊介さんからの言葉だ。
国際男性デーは、1999年にトリニダード•トバゴで、男性の心身の健康や役割を考えて、ジェンダー平等を実現しようと始まった。
杉田俊介さんの言葉をご紹介する。
『「生きづらさ」を解消するためには、男性自身によるセルフケアが必要だと考えています。しっかり寝ることでもいい。他者に協力してもらいながら、自分の心や体と日々対話していくことです。』
次からの言葉に、衝撃を受けましたので、とくとご覧ください。(笑)
『ただ本当は、弱者男性の前に、圧倒的大多数の「強者男性」について考えなければいけません。強者である男性が、正社員の仕事に就き、高収入を得ているのはすべて自分の努力の結果であるという考えは、とても無自覚だし無神経です。』
私自身、強者男性は持って生まれたお徳によって生きてこられた羨ましい人だと思っていた。しかし、杉田さんの言葉によって、そうではないことを初めて知った。実際のところ、そういう考え方もあるのか、と驚いた次第である。
皆様は、いかがですか?
最後に、杉田さんの纏めの言葉を載せておく。
『既存の「男らしさ」に疑念を抱く弱者男性が「男性は変わるべきだ」という空気をつくり、構造の変革を促していけるのではないかと思っています。弱さの中に希望があります』
男性は、草食男子がなよっとして頼りなく見える、と一般的に思われている。ならば、杉田さんのお言葉のように、弱者男性が集まって、何かやってみるのもありだと思った。そうすれば、希望も生まれる筈だ。
皆様は、いかがですか?