今朝の天声人語に、思わず、拍手してしまった。
「お正月はとても楽しい。けれども2日はもうただの休みだし、3日なんか明日から会社かと、げんなりする。しかし大晦日は違う。『待つ』ことの楽しさが凝縮されているのだ」
正しくその通り。
五年くらい前からの賀状の書き出しはいつも、「大晦日に紅白を見ながら、皆様と過ごした懐かしい日々を思い出しています。」で始まっていた。
それくらいに紅白もワクワクするほど楽しみだったし、過ぎた一年を振り返るのも、染み染みと感慨深いものだった。
更に天声人語を読んでいくと、唸りたくなる解説があった。
「人間には、二通りの時間の感じ方がある。一つは、未来に向かって直線に進んでいく時間。もう一つは、毎年毎年、循環する時間である。『直線』の感覚からすれば、新年は通過点にすぎない。しかし『循環』すると思うなら、年が明ければ自分も新しくなるような気がする。
正しくこれも、その通りだ。
更に天声人語では、こう締めくくっている。
「さて新年を待ちながら、『来年あるかも』ということを一つか二つ、思い描いてみるのはどうだろう。『恋人が現れるかも』『孫ができるかも』『有名人にどこかで会うかも』
目標ではなく、待っているとやって来るかもしれない良いことを」
そこで私は思い描いた。
このブログを書き続けたら、アクセスが増えて、本を出してみませんか?の声が掛かるかも。
まあ、年の瀬の笑い話として、読み流して下さいね。
最後になりましたが、本年も一年、拙い文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。
また、楽しみながら、綴っていきますので、明日からの新年亥年も、目を通して下さいね。
それでは、「亥年、良い年になるかも」でエンド。