今年、ブログで何度も書かせて貰った樹木希林さんの言葉だ。
今朝の天声人語から、再再再度登場願う。
思わず、惹きつけられる魅力が、希林さんの文章にはある。
日ごろから心がけたのは、身の回りの始末である。毎朝、ひとしきり掃除をする。服はボロボロになるまで着る。「長くがんと付き合っていると、『いつかは死ぬ』じゃなくて、『いつでも死ぬ』という感覚なんです」
彼女の言葉には、がんを別ものと捉えなかった人の見方が分かる。
どんな裕福な、生きていく苦労すら経験していない人でも、平等に訪れる死。
そこから目を逸らさず、逃げず、真摯に向かいあって生きてきた毅然さに、敬意を払いたい。
最後に、皆様に、投げたい言葉がある。
明日、現世にさよならをしなければならないとしたら、何かやり残したことはありますか。