今朝の「かあさんのせなか」は、可憐な俳優の星野真里さん。
彼女は、姉兄弟妹を持つ5人きょうだい。
父方の祖父母も一緒に住む9人家族。その家事全てをお母さんがこなされていたそう。炊飯器は2台フル稼働。
星野真里さんは、7歳で子役を始めて、学校や仕事のことを相談したくても「どうせ私の話はきいてくれない」と思い込んでいたそうだ。だから「今日はどうだった?」と聴いて貰っても、乱暴に返事してぶつかってばかりで、取っ組み合いの喧嘩もしたそうだ。
それが一転したのは、大学に入って一人暮らしをしたこと。結果、今まで何もかもしてくれていたことに気づいたそうだ。それで、電話して料理のやり方を尋ねて相談したりして、少しずつお母さんに頼れるようになったみたいだ。
更に変わったのは、母親になったことだ。
里帰りから自宅に戻る時に、お母さんと義理のお姉さんの前で号泣してしまったそうだ。
理由は、こうだ。娘と二人っきりになるのが怖い、母親失格じゃないか。
すると、5人の子供を育て、孫16人を持つお母さんは、こう言われたそうだ。
「子どもを四六時中ずっと大好きな母親なんていない。愛情はこれから深まっていくものだよ」
星野真里さんは、今、8歳の女の子を育て、毎日「大好き」ってハグしているそうだ。
そして、これが当たり前になったから、ご両親に、素晴らしいことをひとつしている。
なんと、お母さんとお父さんをハグしている。
その時のお父さんの喜びようは、凄かったみたいだ。
人は、誰を母親に選び、どんな環境の中で育っていくかは予測不可能。だから面白いのだけれど、どうしてこんな人を選んでしまったのかと思うこともある。その場合は、反面教師の経験も多い。学びをプラスに受け止め、より多くの人の辛さや悲しみをわかってあげるように、この人を選んだんだとお腹に落ちればよしとしよう(笑)