昨日の17日に、自民党総裁選が告示された。
河野太郎行政改革担当大臣、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務大臣、野田聖子幹事長代行の4氏の争いとなった。
この総裁選の行方について、HBCの選挙解説でお馴染みの山本健太郎•北海学園大学教授の話がとても分かり易かったので、ご紹介する。
2つの陣営で戦力は違っていて、岸田氏は国会議員票に重きを置いているので「決戦投票に持ち込んで勝つ」シナリオ。
河野氏は議員票が岸田氏に比べて劣勢と予想されるので「党員票を多く獲得して1回目の投票で、できるだけ決めてしまいたい」という戦略。
高市氏が出てくること自体は、岸田氏にも河野氏にも影響があり、どちらに有利ということはあまりない。しかし、野田氏が出てきたことで、どちらかというとリベラルな層や女性の党員票を野田氏が持っていくことになる。これは河野氏にいくはずだった層なので、河野氏にとっては、痛い誤算。
今後カギを握る候補は、高市氏。
どの程度、党員票にしても議員票にしても取るかは、岸田氏にしても河野氏にしても影響がある。
高市氏が伸びれば、河野氏が1回目の投票で決められないかもしれない。
岸田氏からすると、河野氏との決選投票になった際に、高市氏の票が乗ってくる可能性が高いので、高市氏がどの程度存在感を高めるかが重要。
1回目の投票で、高市氏の票が多いほど、河野氏と岸田氏の決選投票で岸田氏が有利になる。
皆様は、どのようなお考えですか?
29日の投開票を待ちたいと思う。