思いの丈☆宅配便

書いて読んで繋がりませんか!

人生の贈りもの🔶上沼恵美子

朝日の「語る」連載記事が、今朝の16回をもって終了した。上沼恵美子さんの生まれてから現在までの内容だった。

 最後だったのに、湿っぽくなくて、爽やかさを感じた。

ぜひとも皆様に、その感想をお伝えしたい。

 16回分の内容は、私達の知らないこともあり、思わず「そうだったんだ」と頷いた。

 紅白の司会は、ご自分は断ったが、ご主人がして欲しいと言われたからされた。

そして、この主人とのことは、今、上沼さんが光熱費持ちで、別居されている。

 今日の最終回では、彼女らしいテンポのよい言葉で綴られいた。

「自分のトークが錆びたら、引退します。厳しい世界やし、それは常に自覚してるんです。今は主観だけじゃなくて、視聴率はじめ客観的な数字から手応えも感じてますから、さらにアンテナを張り巡らせ続けたい。 10代からこの世界しか知らない井の中の蛙ですけど、結果的には、いいように回ってるのかな……。おしゃべりだけで、行けるところまで行く。それが私の人生です」

 ご自分が本気になれる好きなことを仕事にした彼女の生き方が、いい。

皆様も、そんな生き方を目指してみませんか。

神童モーツァルトの父

 今朝の天声人語に書かれた内容に驚嘆した。

神童モーツァルトの父のことが書かれていた。

 モーツァルトの父は、今でいうステージパパ。

教育熱心であり、且つ、束縛過剰だったらしい。

「非凡な才能は神様がおまえに貸してくださったもの」が口癖。

宮廷副楽長の勤めを放り出し、息子が有力な宮廷で楽長の定職に就けるように手を尽くした。

そして、叱責の手紙に「おまえはのんき」「うぬぼれが強すぎる」と書いて送り続けた。その間に息子には、許しなしに結婚してしまう。

念願の宮廷作曲家の座に息子が就くのは1787年暮れ、父が亡くなって半年が過ぎていた。

 天声人語の末文には、こう書いてあった。

「子離れの時期は逸している。親と子の距離感はいつの時代もむずかしいものである」

 同じ親として、このお父さんには、せめて死ぬ前に、念願の職に息子が就く姿を見せてあげて欲しかった。でも、天上でこの結果を知って「非凡な才能を貸して下さった神様に、お礼申し上げなさい」と言って、喜ばれているのが目に浮かぶようだ。

私からは「お疲れ様でした」とお伝えしたい。

働きづめ 甲子園Vで親孝行 金村義明

昨日のかあさんのせなか は、元プロ野球選手の金村義明さん。

 新聞のタイトルは、「かあさんのせなか」だが、この方には、「かあちゃんのせなか」がしっくりくる。 

まず書き出しは、「僕は強烈なお母ちゃん子でした」から始まる。その理由は、以下のことから分かる。

お母さんは内職中に、よくテレビで甲子園の試合を見て貰い泣きをされていたそうだが、野球を覚えたのも、お母さんのおかげ。中学から報徳学園で野球をさせてくれと毎日父親なら土下座して頼んでいた時に、清掃員の仕事を始めて、父親を説得してくれたのも、お母さんだったそう。

 金村さんが親孝行出来たのは、高3の夏で優勝したこと。お仕事を休んで、応援してくれたそう。

 金村さんの文章には、こう書かれてある。

「母親と僕はあんまり似すぎていて、ぶつかるんです。もう少し弱くなってくれと言いたい」

きっと、背中を見て育ったから、元々の気質もあるが、一卵性母息子になったのかな。

 金村さんのお母さんの凄いことが書かれてあった。

『6月に父親が死に、納骨で東京から僕らを呼んだんです。僕の3人の息子含めた孫たちに「渡したいものがある」って言って、まとまった現金をくれたんです』

これはなかなか出来ることではない。それをさらりとやってしまうお母さんは、かっこいい。

 締めに書かれた文章に、ぐっときたのでお伝えしたい。

『プロを引退して無職だった時に昔の母親を思い出して、「俺だってやれる」と元気をもらいました。あの人があって僕がいるということだけは、忘れないようにしています』

徹底したデータ分析で関西学生リーグ首位打者に

今朝の朝日の「ひと」は、京都大学硬式野球部の北野嘉一さん(20)。

関西学生リーグで2000年秋以来ずっと最下位だったのを4位に。自身も打率4割5厘で、外野手の主力として首位打者になり、躍進の原動力となった。

 彼は、ノーベル化学賞の受賞が決まった吉田彰さんと同じ大阪・北野高校出身の農学部3年生。

 彼のしていることが凄い。他大学では裏方に任せることが多い相手投手の研究をチームメートとともに担い、10試合以上のデータを集め、カウントごとの配球を表計算アプリでグラフ化。動画も繰り返し見て、グラブの動きの癖など特徴をまとめ、成果は仲間にプレゼントして共有した。

「データは、真っ向勝負では勝つのが難しい相手と戦うための大事な武器」と、今季はこれまで以上にデータを頭に入れて打席に立った。

そして、片道1時間半近い通学の電車内でも、相手の「予習」と自らの打席を振り返る「復習」を欠かさない。その結果、ドラフト会議でオリックスから3位指名を受けた近畿大エースからも2安打。「データという根拠が、打席での迷いを消してくれました」

 入学時は身長175センチで体重は70キロ程度。細かった下半身を鍛えて4キロ増量すると、打球の飛距離が伸びた。

 彼の結びの言葉が、清々しい。

「目標に向かって、妥協せずに準備して臨むのは、勉強も野球も同じでした」

 今迄彼は、北野高校時代も効率よく勉強をして、京都大学に合格されたのだろう。

結果の裏に、努力と「データ分析」がハッキリ見えた。

 

 

アンミカさんの美人になる魔法

今朝の朝日の「かあさんのせなか」は、アンミカさん。

彼女のお母さんは、お顔も言動も美人だったのだろうというのが、分かる。

なぜならば、娘である彼女に、こんな素敵な魔法を教えられた。

美人になるためには、四つの魔法があるという。

「それは、姿勢をよくする、口角を上げる、相手の目を見て話す、話を聞いて心地な良い会話をする」

思わず背筋がシャキッとなった。

彼女は、テレビに出られるだけで、とても存在感のあるモデルさんだ。

私達もこの魔法を使って、男女問わず、美人・男前にさせて貰おう。

今が私の一番の季節

 今朝の朝日新聞の輝く人に、俳優の南果歩さんが載っていた。

 タイトルに清々しさを覚えて、読んだ。

まず、書き始めがいい。

「母さん、これからの人生は自分のために生きた方がいいんじゃないか。もったいないよ」

2017年夏、離婚を考えていた南さんは、御子息にこう言われて、「嬉しくもあり、悲しくもあり。一番身近な息子がそんな風に見てたなんて、複雑でした」とのこと。

 私自身は、彼女の若い頃をよく知っているので、いいお母さんになられたんだなあ、と実感した。

そして、彼女の体験は、ある意味過酷。

乳がん経験と手術、そして離婚。

 彼女の文章が面白い。

「これからが人生勝負だと思う。小さな字が見えづらくなったり、白髪染めが面倒だったり。でも変化していく自分の方が面白いと感じるようになった。『老化』と呼ばずに『進化』と呼んでいる。心持ちは、20代の頃とは比較にならないくらいに人生の悲喜こもごもを面白がられるようになっていた。」

だから、最後にこう締め括れたのだろう。

「本当にしたいことを発見する瞬間は、すばらしい。でもそれはきっと、もがくからこそ得られるもの。演じること、人生。全部ひっくるめて今が私の季節の中で一番良い時期だと思ってます」

 マイナスをそのままマイナスにせず、プラスに変換できるようになった彼女に、心から拍手を贈りたい。

そして、逆に元気を貰えたので、ありがとうを返したい。

 皆さまは、彼女の生き方をどう思われますか。

日本の親とインドの親からみる否定と肯定

 私達は、親から、「人に迷惑を掛けてはいけません」と教えて貰ったのではないか?

これに対してインドでは、「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えられるそうだ。

何だか、インドの方が、堅苦しくなくて、緩やかでいいなあと思った。

 「○○はいけません」の否定では、ちょっと息が詰まる。

対して、「○○してあげなさい」は、肯定した上で、お願いされているから、気持ちがいい。

 良くも悪くも日本の「皆、頑張れ」で教育を受けてきた私達は、知らぬ間に、否定を余儀なくされてきた。

最近、肯定して生きていくことが言われ出したお陰で、私も、言葉や行動を見直すことを始めた。

でも、つい、「無理」とか「出来ない」が心から溢れてくる。

それを言葉にすることにした。

すると間違いに気付く。

 どんな毎日を過ごしても同じ一日ならば、ポジティブに生きた方が楽しいし、明日への希望が湧いてくる。

 皆さまも、否定から肯定に変えて生きていきませんか。

ストレスも堪らないし、清々しい気持ちになれますよ。