久しぶりに、コロナでお休みされていた鷲田清一さんの折々のことばが戻ってきた。嬉しい。
本日のことばは、「不要不急」。
雑誌『通販生活』夏号のコラムニスト小田嶋隆さんによるとこうだ。
「われわれの人生にとって本当に必要な仕事の半ば以上は、さして急を要さない不急の動作のうちに内在しているものなのだ」
コロナ化で「不要不急」と一括りに控えるように促す標語は、緊急避難の策でしかないはずだから、これを行政の基本に捉えたことで日本の国の姿は「ひどく貧寒」になったと嘆いている。
ちょいと顔を出すとか墓参りをするとか「不急であっても不要でない」立ち回りを外せないのが私達の人生である。
有名な『7つの習慣』のスティーブン•R•コヴィーもその3で最優先事項を優先すると「緊急でないが重要なこと」についてあげている。
本日、この文章を読まれた方も、改めて、心に留めて頂きたいと切望する。