思いの丈☆宅配便

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大助さん、あんたは生駒山の灯りかな

都ものがたり、というコラムを読む。
宮川大助 二度の夢くれた生駒山とある。
まず、一度目は、花子さんが倒れて幼かった娘に「家や車より、私は、お母ちゃんの笑顔がほしい」と言われてうちのめされてから、思い出した実の母の言葉や花子さんのことを考えて登った生駒山の展望台。
ここで、「我が辞書に不可能という文字はないから、不可能を書き加えた」という人生の夢を修正した。
二つ目は、 花子さんが倒れて入院した奈良の病院へ走らせる車から、眺めた夜景の美しさから、生駒に移り住んだそうだ。
そして、15年あまりで大先輩からは、病後の花子さんとの漫才を「夫婦のやさしさが見える」と言って貰えたそうだ。
大助さんが脳出血で倒れた時は支えて貰った。
最後の言葉が憎い。
結婚40年。
「生駒には夫婦の絆と晩年が詰まっている」

私は、堺正章の名曲『街の灯り』が好きだ。
イントロが流れてくると、気持ちがほどけてくる。
詩が心に語りかけてくれる。
宮川大助にとって、生駒山の灯りは、この街の灯りにすっぽりと包まれているのではないかな。

生駒山の展望台に登ってみたいと思った。
大助さん、ええ話を有難う。