思いの丈☆宅配便

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種もみが繋いだ人と人の縁

 今朝の天声人語を読んで、感涙したのでご紹介する。

 『岩手県大槌町の菊池妙さんは、津波で自宅を失い、玄関だった場所で痩せた稲穂を見つけた。翌年、地方有志らが433粒の種もみから苗を育て、大槌復興米と呼ばれるようになった。 自治体ぐるみで支援してきた大阪府富田林市のボランティアたちが震災の3年後、1キロだけ譲り受けた。JAとともに市内の水田で栽培し、翌年からは市内すべての小学5年生が一人1個のバケツで育て始める。 コロナ禍の今年、バケツ米は中止。それでも菊池さんのもとには田を手伝った小学生から「観察日記」が届く。〈6月7日ひとつひとつ心をこめて植えました〉〈7月5日コロナで外に出れないので嫌だったけど、苗はすくすくのびていました〉〈8月30日カカシががんばって守ってくれたので、米もがんばってくれています〉』

 子どもたちの日記に、ほっこりした。いいなあと思った。皆様は、どう思われますか?

 最後の菊池さんの言葉に、感涙したので、皆様もじっくり噛み締めてくださいね。

『菊池さんは「本当に幸せなお米さん」と言う。どこから流れ着いた種もみが根を張り、人と人との縁で育まれた。「人の優しさを教わった気がする。この歳になって、ね」