このブログではお馴染みの「まあいいか」。
女優・大竹しのぶのコラムである。
今回は、涙腺が緩んで
溢れた。
障害者の青年が、自分の財布からお金を取り出し、レジで支払い、お礼を言って出ていくお話。
それを大竹しのぶの語り方そのままで、綴られている。
最後に彼女のメッセージがあるので、ご紹介する。
「青年はいつか社会に出ていかなければならないだろう。青年のテンポを待ってくれない人もいるかもしれない。いまのこの国の情況の中で、支える側の運営も楽ではないだろう……。私は、あの青年が買ったクリームパンを母に食べさせたくなって、手に取った。」
彼女と同じ気持ちである。
慌ただしく流れていく日々の中で、忘れてはいけない人の心を思い出せるコラムを、いつまでも読み続けていきたい。
そして、彼女の文才と人としての優しさを、これからも噛み締めていきたい。
まあいいかって生きていければ、幸せかな。