思いの丈☆宅配便

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おいしい料理の作り方

今朝の折々のことばが嬉しい。
亡き小林カツ代の言葉が載っていたから。
『「これもいい」「あれもいい」という発想のほうがおいしい料理を作れる』

解説はこう。

すぐに作れるおいしい料理を紹介し、忙しい親たちに支持されていた料理家は、自然派とか安全派、「食育」などと肩ひじはらずに、おいしい料理を食べさせるほうが子育てにはいいと言う。実際、おいしいものを作って喜ばせてあげようと腕を鳴らす人が輪の中にいると、その集団は華やぐ。ほんとうはそれがいちばんいいのかも。

今の料理研究家なる方々は、スタイルもセンスも秀でている。料理本に彼女達が表紙を飾っているのはどれも、ファッション雑誌かな?と思う位。
でも彼女の本は、違ったな。
最初から最後まで「食べたいな、家にじゃがいもと人参だったらあるから、あとは卵だけ買ってこよう」となり、気がつけばその日の晩ごはんになっていた。
そして、たかが料理本が、添えられた文章から元気も貰ってた。
まるで自己啓発本、勇気本(私が名付けた)だった。

後ろからポンと背中を叩かれて「最近どう、おいしいもん食べてる?」と声掛けていつの間にか居なくなってる、それが私にとっての彼女のイメージ。

今は、彼女みたいな人、いないね。