思いの丈☆宅配便

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第一人者になるには?

 いつも心底には、凡人に終わらずに第一人者になりたい、がある。

が、である。

なかなか、頭も中身も人並み故に、果てしない夢だなあとは分かっていた。

それでもその夢を忘れられないのは、何故だろう。

唯一、凡人と違うのは、ちょっと違う発想を持っていることかな。

感受性の鋭さで、心が傷ついて、生きてくことの困難さを知り、悶々と過ごした思春期。

大人になって、更に生きづらさを体感し、将来が見えなくなって、よく泣いていた。

それを全て負の要素と受け止めていた。

その意味も分からなかった。

が、逆に、こんな私だから、人の見えないことを見てきたから、凡人の出来ないことが出来るのではないか❓

   新聞で、日本コナモン協会会長の熊谷真菜さんが落ち込んでいた時に現在の関西大教授・永井良和さんに掛けて頂いた言葉を読んだ。

「誰もしていないことをすれば、第一人者になれる」

この言葉が、心に響いた。

よっしゃあ、私も第一人者になる。

彼女の笑顔に、心が弾けた。

 

祝★中村屋ファミリーを見て

約2時間のテレビ番組に釘付けとなった。
同じようにご覧になられた方もいたのではないかな。
歌舞伎俳優の中村勘九郎の二人の子供が名前を頂いて、初舞台を踏んだ。
七緒八君、5歳に哲之君、3歳。
まだまだやんちゃ盛りのお子ちゃま達だ。
彼らを見ながら、お父さんとおじさんの子供時代がダブってきた。
VTRで今は亡きおじいさんの若き頃がアップされ、歴史は繰り返されることが手に取るように分かった。
心にずしりと響いたのは、お父さんとおじさんが13歳と11歳の時に、おじいさん(父親)から「歌舞伎を続けていくのか?」と聞かれ、いくと答えている話だ。
そして、ご自身もこの2人の息子達への将来を思い、やる気があれば環境を与え、もしそうでない時には別の道を選べるようにさせてあげたいと考えていることだ。
歌舞伎の世界は、我々凡人のような生活ではない。
舞台が始まると学校生活も普通にはいかない。友達関係や勉強等、別の苦労が待っている。
しかし、生まれた時から特別なものを頂いているに違いない彼らだ。
これからも、成長を見守らせて頂きたいと切に思った。

生きることの意味を麻央さんから知る

麻央さんのブログが更新されると直ぐに読みたくなる。
それは、なぜ?

私達は、朝起きて、ご飯を食べて、外出して…と全て当たり前にしている。
だから、それが出来ないことが分からなくなっている。

彼女の今日のブログには、食べることに3時間かけた、とあった。
思わず、胸が詰まって涙が出た。
その努力が、素晴らしいと頭と心で反応したからだ。

それと、忘れてはいけないのは、彼女のお子さん達だ。
れいかちゃんもかんげんくんも、毎日精一杯生きているお母さんの姿を見ている。
それはある意味痛々しくて見るには辛い姿かもしれない。
が、その姿を通して生きることの素晴らしさを肌で感じている。
きっとこの経験は、逞しさと優しさを兼ね備えた人柄を得ていくだろう。

麻央さんの生きる姿は、私達に生きることの本当の意味を教えて頂いている。
有り難いと感謝である。

人を知ることが、人生なり

折々のことばに目を奪われ、思わず、絶句した。
吉元ばななさん、の言葉が載っていたから。
それはこうだ。
「全部を満たす訳じゃないけれど、この部分だけはこの人が確実に満たしてくれるという人が無数にいてこその人生です」

人は片っ端の大人になると心で呟く。
自分は、この部分では誰にも負けない強みを持っている、と。
でも、歳を経て、社会に顔を突っ込み、色んな種類の人間と出会うと変わる。
自分と同じことが出来る人間はいるけれど、出来ないことが出来る人間は沢山いる。凄いや、と。
そして、分かる。
人は人に支えられて生きている。
よっしゃ、ならば、自分も人を支えてあげたいと。

自分という人間の未熟さを知ることで、周りの人間の良さも知ることが出来るのが、人生なのかな。

吉元ばななさん、それを気付かせてくれて有り難う。

稀勢の里★辛抱の木に咲いた花に乾杯

今朝の新聞に目を通すなり、ぐっと涙が溢れてきた。

昨日、大関稀勢の里が初の賜杯を手にした。
彼からの3つの言葉は、これからも脳裏から離れないインパクトの強いものだった。
まず1つ目。
「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます」
これは彼が中学の卒業文集に記したものだ。
2つ目は、これを受けての昨日の優勝の言葉。
「ずいぶん長くなりましたけど、いろんな人の支えがあってここまでこられた…自分の相撲を信じて、またどんどん稽古して、強くなって…」
これは努力の人だから自然に出てくる言葉だ。
努力の積み重ねの毎日だからこそ、見えてくる人の温かさ・ぬくもり。
自分だけが努力の結果を心身で分かっているからこそ、自分を信じることが出来る。
そして3つ目は、今後の課題を見据えた言葉。
「満ちれば、欠ける」
彼の横綱昇進の日に、大師匠・初代若乃花から贈られたもの。

貴方の新たな挑戦は、これから始まる。

高橋まつりさんの母から本音ポロリ

今朝の新聞社会面から、高橋まつりさんの母の本音が、零れていた。
私達は、これが知りたかったんだ。

それには、この2点があった。
まず、まつりさんは電通ブラック企業であると分かっていながら、7番目に人気のない部署配属と知りつつ、入社式に臨んだこと。
そして、「長時間労働に悩んでいる人に伝えたいことは?」の質問の答えだ。
出来るならば赤字で記して貰いたい。
「頑張り過ぎず、SOSを出してほしい。(そして、ここに注目)→どこかに戻るところがあれば、戻ってほしい」

逆に返したい。
あなたの処に戻れていたら、今も彼女は生きていたのだと。

阪神大震災から22年

1月、正月を終えて、関西中学入試が始まると思い出す。
あの頃に生まれた子供は、もう、22歳である。
阪神大震災から、22年の時は過ぎた。
亡くなった6434人のドラマは、今もなお息づいている。
生き埋めで死亡した大人も学生も子供も多かった。
もう少し早く助けにきて貰えていたら、今も生きていたかもしれない。
無念を強く感じた震災だった。
故に、その教訓はよい意味で生かされていると信じたい。

大切なことは、生きたくても助からなかった人が6434人いたことを、これからも忘れず、語り伝えていく。
それが、生かして貰えた私達の当たり前の役割だと思うから。