いよいよ、2019年元旦から新年号になる。
1月11日の新聞朝刊に、そのことが掲載された。
アメリカでは、オバマ大統領が代わるとあった。
昭和、平成と生きてきて早や30年。
小渕恵三官房長官が、平成と発表した日を未だに覚えている。
そして、今度は何という元号になるのか?
いえ、どんな時代になるのか?
心に降り立った空白をどう埋めて、これから生きていくか。
大きな課題を投げられた。
皆様は、どう受け止められますか?
テレビ画面をこんなにも必死にかぶりついたことは、今迄なかった。
そして、麻央さんを通して、歌舞伎界の奥深さを知った。
ブログの堀越勘玄君が見ながら寝ている姿に、引き継いでいくことを暗黙の了解で分かる。
麻央さんの闘いは、海老蔵さんの闘いでもあったのだ。
知らなかったことを共有し、どうすることも出来ない試練に胸が詰まる。
歌舞伎という世界に飛び込んだが為に、現在があるのか。
ただ、ただ、麻央さんの心を身体を太いパイプで繋ぎたい。
奇跡を、時間を、祈るのみ。
そして、この番組を見せて下さった方々へ、感謝である。
あの天声人語が、最初から最後までSMAPで埋め尽くした。
とても珍しい出来事。
それも、これを読めば、SMAPと共に生きてきた現代の行きにくい世の中が一発で分かる。
胸が詰まるが確かにそうだった自殺者が3万人を越えた1998年。
「夜空の向こうには明日が待っている」とSMAPの歌に希望を託した。
そして、元気を貰った。
誰もがひとり、口ずさんだに違いない。
あの永遠の名曲「世界に一つだけの花」は、リストラで職を失い、先が見えなくなった世の中に、寂しくなった心に寄り添ってくれた。
天声人語記者の独り言の呟きが、木霊してくる。
「解散の決定までには、所属するジャニーズ事務所の不透明さや芸能界で働くことの不自由さが垣間見えた。最後の番組放映でも解散のについての言葉はなかった。語りたくなかったのか、語れなかったのか」
最後の最後に、紅白でSMAPメドレーで聞き納めをしたかった。
連日晴れていたところを
かなり前に天気予報で予告した雨。
一日中どんより雲を従えて、しとしと降っては小休止。
そして、夕方に本降りとなる。
その音が心に何かを刻んでいく。
SMAPが終わりを告げた淋しさ?
1年の終わりが近付く物悲しさ?
やり残しを焦る時間の早さ?
それは何処の誰しも同じこと。
さあ この雨が止む前に、
気を引き閉めてまいりましょう。
朝から目に入ってきた折々のことばは、
心の深底まで、染み込んだ。
書き手の三輪明宏は、人生においてのかけがえのないものを根こそぎ奪われた人である。
だから、こんな直球の言葉を投げてきた。
「空の箱には、たくさんのものが入るように、不幸な家庭に育った人は、幸せをたくさん詰め込みます」
絶対にそうであってほしい。
辛い経験は、空の上では、金銭的にも精神的にも豊かであってほしい。
そうでなきゃ、あらゆる帳尻が合わないからね。
合掌。