本日の「折々のことば」を読んで、その通りだと思ったのでご紹介する。
まず、写真家の土門拳さんの3文がある。
それは、「気力は眼に出る。生活は顔色に出る。教養は声に出る」
その解説は、こうだ。これは鷲田 清一さんの解説になる。
『さらに秘められた感情は口のまわりに、年齢や悲しみは後ろ姿に出ると、写真家は言う。なるほど伏せておきたいものにかぎって自分には見えないまま他人の眼に晒(さら)されている。なんと無防備なこと。ただ「本人が欠点と思っているところが、実は案外、唯一の魅力だったりする」と、写真家は私どもを慰めもしてくれる』
気力、生活、教養は其々、眼・顔色・声に出てしまう。これはある意味、見て感じて聞いて分かるから怖いことだ。
改めて、気をつけていきたいと再認識した。
と同時に、自分で分かっている欠点、例えば「すぐに動揺してしまう」ところは、それだけ素直だから、あの人何を考えてるのか分からないと思うわれることがなくてある意味信用できるなどの魅力になっている、ということか。
そう、欠点と美点は表と裏だ。長所と短所も同じこと。
短所があるから長所もある。
だから人間は、憎めない。
どんな人ともしかめっ面でなく、普通(できれば笑顔で)お付き合いできればいいと思う。
皆様は、いかがですか。