毎週土曜日の朝は、『悩みのるつぼ』の読者の悩み事相談と回答が掲載される日。
今朝は、タレントの野沢直子さんの回答の日。
悩み事の主は、高校3年生の理系志望の息子に、文系の早稲田大学出身のご主人が大学マウントを取ってくることに対してお悩みとのこと。
野沢直子さんの回答が理路整然としていて、読んでいて気持ちが良い。
まず、彼女のこの文章に敬服したので、ご紹介する。少し長文だか、それを頭に入れた上で読み進めてほしい。
『頭脳明晰な人というのはその場に応じて的確な判断ができる人、あるいはゼロから何かを創り上げる能力のある人のことを指すのだということが認識されて、名前のある大学を出てもそういった能力がない人は企業に入っても即戦力にはならず、リストラされるのが今の時代なのではないかと思います。◯ご主人が就職活動をしていたころとは、おそらく変わってきていると思います。◯ご主人が過去に早稲田に入るために努力したことは素晴らしいのかもしれませんが、とりあえず自分の息子に大学マウントをとるなど親としては言語道断だと思いました。◯ましてや、相談者さんに「お前が甘かったから、息子がこうなった」といったようなことを言って子育ての結果を妻一人のせいにするなども間違っていると思います。◯ですが、旦那を正そうと争うのは時間の無駄ですから、とにかく大事な息子と二人で進路のことを進めていくとよいと思います。◯その上で、母親として何をすべきか。◯まずは、息子さんのいいところをたくさん見つけて、お母さんだけは力一杯褒めてあげてください。母親からもらった褒め言葉というのは偉大で、それはその子の心に一生残る説得力があると信じています。お母さんからぜひ、あなたが努力しているのはわかっているよ、と言ってあげてください。お父さんに腹が立って口を聞かなくなっている今、誰かが自分のことを理解してくれていると思ったら、息子さんはどんなに嬉しいでしょうか。◯そして、お父さんがなんと言おうと、お母さんはあなたの味方だよ、ということをはっきりと言葉にして伝えてあげてくださいね。その後は、相談者さんがおっしゃったように、息子さんが将来やってみたいことにつながることが勉強できる大学を見つけて欲しいです』
回答を読まれて、どう思われましたか。
その通りなのでは、ないかな。
野沢直子さんのアドバイスに従って、息子さんと接していかれると彼の行きたい大学と出合い、その門を開くことができると思う。
桜の花咲く頃、お二人で記念撮影される様子が目に浮かんできた。