思いの丈☆宅配便

書いて読んで繋がりませんか!

「声」で共有出来た10歳女子の気持ち

 新聞の「声」で10歳女子の体験を読んだ。省けないので全部載せる。

『6歳のとき、6歳上の兄のたん生ピンクのプレゼントを買いに、習い事の新体操の帰りに一人でお花屋さんにお花を買いに行きました。おさいふには千円はいっていて、初めて千円という大金を大切にあつかうと思うと少しきんちょうします。 オレンジの花たばにするかピンクと白の花たばにするかまよいましたが、兄にあう「オレンジの花たば」にしました。「ふくろはいりますか?」「千円です」。この言葉は親といっしょにいるときしか聞かないのに、今は一人です。あせってしまっていると、店員さんがやさしく言ってくれました。「これプレゼント?」あせった気持ちもわすれ「うん」と答えました。そして店員さんは「千円はそれ。ふくろは……リュックにはいる?」とていねいに教えてくれました。お金を出して、ふくろをもらいました。 家に帰り兄にわたすと、すごい笑顔で「これ一人で買ったの?ありがとう!」と言ってくれました。とてもうれしかったです。これが初めてのぼうけんとして、私の心のアルバムの一ページにきざまれました』

 ひらがな混じりの少し漢字の文字打ちに緊張したが、これが良かった。結果、10歳女子の緊張した気持ちを共有出来た。

お店の方、優しくしてくれてありがとう。6歳上のお兄ちゃん、喜んで、それを具体的に「これ一人で買ったの?ありがとう!」と行為を具体的に言って褒めて喜んでくれてありがとう。そして、毎月彼女にお小遣いを下さったご両親、ありがとう。

私は彼女の保護者ではないが、彼女に関わってくれた人一人一人にお礼を言いたくなった。(笑)

 初めての冒険は、良くも悪くも、記憶に留まる。それはこれからの彼女が重ねていく経験の元になる。お兄ちゃんとの思い出の扉の1ページ目にもなるだろう。これからもこのお兄ちゃんは、妹のことを大切に愛おしく思って共に生きていってかれるだろう。また、何年かして、「声」にその時々の気持ちを載せてほしいと切に期待する。ご家族と共に、彼女の心の成長を見守っていきたいから。

 皆様は、いかがですか。