思いの丈☆宅配便

書いて読んで繋がりませんか!

めぐり合う クリスマスの奇跡

 今朝の朝刊で「めぐり合う クリスマスの奇跡」を読んだ。とても胸が熱くなり、目が潤んでしまった。ぜひ、皆様にもご紹介したい。

 この話は、広島県に住む36歳の女性を主語として書かれていた。

 『5年前にスマートフォンを落とし、手の震えが止まらなくなり、病気で診察をうけると「若年性パーキンソン病」と診断を受けた。仕事を休職して戻ると「休んで遊んでいた」と身に覚えのないことで懲戒処分を告げられ、担当を外された。好きな音楽に携わる仕事だったが、2年で退職した。求人を探しても、杖なしで歩けなくなった自分には難しいものばかりだった。頼れるのは高齢の母親しかいない。絶望に襲われながら、得意だったアクセサリー作りを仕事にしようと思い立った。 20年12月6日。クリスマスツリーを飾った部屋で、長机に白いテーブルクロスをかけた。イヤリングやピアス、ヘアピンを並べる。築80年以上の木造の会館で開かれた小さなクリスマスマーケットに、初めて自分の店を出した。 「これ、かわいい」昼過ぎごろ。ショートカットが似合う女性が、ドライフラワーやラインストーンを使った青いピアスと、星形のピアスを買ってくれた。その夜、女性からインスタグラムのメッセージが届いた。 「素敵なピアスに出会えました。うれしいです」そんな感想をもらったのは初めてだ。見ず知らずのお客さんに喜んでもらえたうれしさがこみあげた。 1ヶ月もしないうちに、また、メッセージが来た。青いピアスのパーツが外れたという。修理すると申し出て、郵送してもらった。 「この名前…」ピアスが入った茶封筒が自宅に届くと、一緒にすんでいた母は差し出し人の名前を見つめて、言った。「私が娘につけられた名前と同じだ」  約40年前に母が離婚し、生後6ヶ月の娘とも離ればなれになったたとは聞いていた。別れた夫の家族に何度かベビー用品やおもちゃを届けたが一度も会うことはできなかったという。 「でも、まさか」直したピアスを送り返すと、他のアクセサリーの修理も頼まれて、直接会うことになった。レストランでの食事中、話題は星占いに。女性の誕生日は、母から聞いていた日と同じだった。 「きっと私のお姉ちゃんだ」。そう直感した。 でも、「私や母の存在を知っているのか」と不安が募った。言い出せないまま1年が経とうとしていた。21年11月。覚悟を決め、飾り付けを手がけた地元のイベントに女性と母を呼んで、引き合わせた。 「この人、あなたのお母さんかもしれません」 女性も、母を捜し続けていたという。戸籍や住民票を調べ名前は知っていた。ただ、マーケットでピアスを手に取ったのも、ピアスが壊れて連絡をしたのも、ほんの偶然だった。 「こんなことってある?」自然と涙が出てきた。母も姉も同じだった。  5歳上の姉とは「今日は寒いね」とLINEでやりとりする。誕生日にはどんな言葉を贈ろうかと、相手を思う時間も幸せだ。 病状が進んで指先が動きにくくなり、最近はアクセサリーが作れなくなってきた。代わりに、タブレット端末でパンフレットやチラシの絵を描く仕事をしている』

 

 その後の続きの言葉が彼女の本音である。

言葉一つ一つに重みがあり、私自身の心が震えた。

続けていくが、最後にその中で特に頭に残った部分をご紹介して、感想を入れて終わりにする。

 

「平凡な人生を送れていたらと何度も考えた。けれど今、一つの結論にたどりついた。 生きることは、1枚のキャンパスに絵を描き続けること。命を終える時まで、色を塗り重ねていくこと。 もし病気にならなかったら。アクセサリーを作らなかったら。店を出さなかったら。姉がピアスを手にしていなかったら……。どれか一色でも欠けた自分の人生を、今は想像できない」

 

 

この文章の中で、「生きることは、1枚のキャンパスに絵を描き続けること。〜どれか一色でも欠けた自分の人生を、今は想像できない」は、彼女の36年間生きてこられた人生の確信を突いている。

まだお若いのに、ここまで分かったことは、人として素晴らしい。心からの拍手を送りたい。

 改めて、事象の気づきをどれだけ自分のものとしていけるかで、学びは違うことを実感した。こうありたい。

 人は「どうして現世に誕生したのか」の理由を

生きていく中で考えていく。

彼女の人生は、病気になった結果、体調がしんどくなり、現在も悪くなっていってる状態。

しかし、アクセサリーが作れなくなったら、タブレット端末でパンフレットやチラシの絵を描く仕事に変えていっている。出来なくなっても落ち込んでその場に留まることなく、進んでいる。

つまり、後退していないことが、勇気を与えてくれている。

だから、これからも「きっと彼女ならば何とかやっていくだろう」という希望を持てる。

 私が願うことは、彼女の病気の進行がゆっくりになって、それを超える医学の進歩となること。

でもね、心配しなくても、現世において、彼女がまだ生きるお役目があると判断されれば、必ず生き続けるだろう。

 また、新聞で、彼女のことを載せて欲しい。

本日のクリスマスに、素敵なお話のプレゼントをいただいた。

彼女に「ありがとう」と伝えたい。

 

本日は、文章の引用量を多くした(具体的な文章を出来るだけ入れる方が皆様にはわかりやすいと思ったので)と、私の感想が多かったので、目がお疲れになったと思う。

クリスマスプレゼントのお裾分けと良き方に取っていただけると有り難くて、嬉しい。