思いの丈☆宅配便

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「ド金髪」でも自由に任せた

 今朝のおやじのせなかは、経済学者の安田洋祐さん。

経歴だけ見ても思わず引いてしまうほど素晴らしい方。東京大学経済学部卒業。米プラストン大学で博士号取得。

 読んでいて興味を持ったのは、お父様のご子息に対する対応。

 ご自身が筑波大学附属駒場高等学校に在学中に、ド金髪にした時もお父様は自由放任で、赤や青に染めた時には「今度はそんな色か」と新鮮に面白がっている様子をされたそうだ。そして、お父様の職場近くで一緒に食事をしている時に仕事仲間の人が偶然来られた時は「安田先生が不良少年の更生でもしているのかと思った」と冗談を言われ、ちょっぴりうれしそうだったのが印象に残っているそうだ。

 以前、お偉い方がご子息を殺害したことが世間を賑わせたことが記憶に新しい。

皆さん、一般的に、ご自身の世間体を守って行動を取られる。これは現世を生きることでは当たり前。

それをこんな風に、対処されるなんて、ある意味、拍手したくなる。

皆様は、いかが思われますか。

 このお父様は、勿論、普通の職業の方ではない。

金融関係が専門の弁護士だ。

 もう一つ、こう言える方も素晴らしいと感じたことがある。

 ご子息が司法試験の塾に通うかどうかを話した時に「やらなくていい」と結構強い感じで言われたそうだ。この時ご子息は、経済学の勉強が面白いことを話していたこともあるが「せっかく楽しく感じる勉強があるなら、今はそれだけやればいい」と言われたそうだ。留学を決めた時も積極的に背中を押してくれたそうだ。

 久々に、清々しい気持ちになれたおやじのせなかだった。

皆様にもそれをお伝え出来れば幸いだ。