佐藤さんは、元外務省主任分析官で、現在は作家。彼が、農林水産省の元事務次官の熊沢秀昭さんが自宅に引きこもっていた44歳の長男を刺殺した事件についてのコメントの中で、こんなことをポロリと語っていた。
「試験ではいつもいい成績を取っている人ほど、負けたときに立ち直れません。人生では、早いうちに負ける経験をすることも重要ですよね」
その通りである。
それが早ければ早いほど、立ち直るのは早くなる。
しかし、現在的には、遅いのが常である。
そして、取り返しもつかない。
私達は、輪廻転生を繰り返して、今尚、今世での課題に向き合って生きている。
佐藤さんの言葉の意味が染み渡った。
皆さんは、負ける経験をされましたか?
その経験こそが、今世での課題達成の一つだと思うのは私だけでしょうか。