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25歳もらった命 毎日を生きる

今朝の新聞には、阪神大震災25年と題しての記事が表と裏を綴っている。

その裏に目が釘付けとなった。

 栗原健太朗さんは、阪神・淡路大震災賀起きる3時間前に、神戸市須磨浦区の病院で生まれた。1890グラムの未熟児で、生まれてすぐ、保育器の中にいれられた。

 大学3年生の誕生日の「慰霊と復興のモニュメント」の会場に設けられたメッセージボードに、こう書いた。『僕は震災の日に生まれ、生きていることの有り難さを実感させられることの多い人生を送ってきました。今とても幸せです!これからも生きていることに感謝をもって生きていきたいと思います』

 とても清々しい気持ちになった。 

彼は今迄に「震災の日生まれか」と言われて、嫌だったり、負担に感じたことはなかった。人前で話をするのは好きだったから、自分の存在がきっかけで震災を思い出してもらったり、語り継いでもらったしてくれたらいい、と思ってきた。

 彼こそ、風化させていけない阪神大震災の語り手となるべく生まれた人。

栗原健太朗さん、貴方らしい人生を全うしてくださいね。

彼の爽やかない笑顔に、嬉しくなった25年目の今日だった。