朝日の「おやじのせなか」掲載の福岡堅樹さんを読んだ。
彼の文章の初めから、彼のお父様は凄い方だったことが分かった。
「怒られた記憶、ほぼほぼないんです。」
「小さい頃からよく遊んでくれました。…ずっと父と一緒にお風呂に入っていたので、父にしか話していないことがあります。いまだに実家に帰ると一緒にお風呂。ラグビーの話や将来のこと、何でも話します。いつも冷静に、客観的なアドバイスをくれるんです。常に尊敬の対象で、父に対する反抗期はありませんでした。…何かをやれと強いられたことはないし、やりたいことは好きにやらせてくれました。…僕は来年の東京五輪までラグビーに集中して、その後はもう一度、医学部をめざします。」
彼のお父様は、歯科医。
経済的にも裕福だったからこその豊かさもあるが、お子さんを精神的にも、身体的にも豊かに育てられたことに敬意を表したい。
10月のラグビー・ワールドカップの試合が終わって直ぐに息子さんから電話があった時は、「世界一幸せな父親になりました」と言われたそうだ。
いい話を読ませて頂き、清々しい気持ちになった。心より、これからを応援したい。