今朝の天声人語に、感銘を受けた。
今日は、センター試験2日目。
全国の大学受験生の普段の実力発揮を祈るばかり。
本日の天声人語の主役は、50年前に、東京大学を目指していたが、安田講堂の機動隊突入で、前代未聞の入試中止で受験出来なかった大坂谷吉行さんだ。
その後、地元の北海道大学に進学するが達成出来なかった思いを証明したいと東京大学院に進学し、博士号取得。室蘭工業大学の教授などを務めた後、自らが苦汁をなめた入試中止の歴史を知ってほしいと小説の形にして自費出版した。
その彼の言葉には、深みがあった。
お伝えして、全国の大学受験生に、エールを送る。
「時には想定外のこともある。でも悪いことばかりじゃないさ」
勿論メッセージが出るのは、68年、生きてこられたからだが、天声人語の書き手も、付け加えている。
「これまでの努力が試される緊張のとき。うまくいった人には祝福を。そうでなかった人も悲観するにはまだ早い。
そもそも人生は寄り道、回り道」
お粗末ながら、私からはこう伝えたい。
「大きく深呼吸して、遠くを眺めてごらん」と。