朝から、炭酸水を飲んだような気分爽快感が現れた。
ひさびさに、朝日新聞の折々の言葉を引用する。
「人生、顔じゃない。顔になっていくのが、人生なんだ」
詩人の田村隆一さんの言葉である。
若いうちは、誰も理解が不可なこと。
顔というのは、言っても 見た目なので、親から頂いたパーツの一つ一つや、バランスが取れていたりして 好印象を貰える人を見ると羨ましいもんだ。
まして、喋らなくても、居るだけで存在感がある顔の人の側なら、逆に、落ち込んでしまう。
それが更に、話す言葉も標準を越えていたりすると、妬んだりもしてしまう。
就職活動は、特に、これが悩みの一つになる。
でも、これは、物事の最初の頃だけだと認識して欲しい。
恵まれた顔の「顔に甘え」た人は、自分自身の内面を切磋琢磨することなく、中年まできてしまう。
だから、一生懸命を蔑ろにして、中身のない人生を送り兼ねない。
しかし逆に、見た目の顔で苦労した人は、まず見た目を良くする為に、笑顔を習慣化したり、心で泣くということを当たり前にする。
喜びは、惚れ惚れするいい顔となる。
このいい顔は、常に自分の顔と向き合ってきた人にだけに与えられる神さまからのプレゼント。
かく言う私も若い時、容姿端麗ではなかったので、漠然と、いい顔の人にないたいと強く願った。
不器用だったので、努力して形にする喜びを覚えた。
結果、一年や二年での顔の変化は無かったが、三年から五年で、生き生きした顔を貰った。
人の心の表と裏を分かり、寂しさを知って涙し、辛い人への声掛けが出来るようになった。
だから、田村さんの「顔になっていくのが、人生なんだ」が分かりすぎるくらいに分かる。
若い人は今、何でもスマホで撮って、インスタにアップされる。面白いものも多い。
だから、毎年、ご自分のお顔を撮って、スマホアルバムにされることをお勧めする。
五枚くらい溜まったら、見比べてごらん。
その変化が、ご自分の生きてきた、言い換えば努力した結果だからね。
美じゃなくて、中身の濃さを求めていきましょう。
楽しいから。