題字の意味を、まずご説明する。
皆様は、あの時には言えなかったけれど今だったら言えるという時がありませんか?
よく、サスペンスの一場面にも、回想から、主人公の語りにより登場する。
そう、人は誰だってその時に言ってしまいたいけれど直ぐ言えばその言葉が軽視されて意味がない、と予感すると自然に言葉を飲み込む。
でも、必ず、もういいかな?と予感すると、ちょうどよい時期によいタイミングで、語り出す。
つまり、いつも頭の隅っこにある。
その告白に、各々が、自分で表現出来る時計が作用しているそう。
これは、中村純さんという詩人・編集者の言葉である。
皆様も、たった一度のご自分の人生。
現生にさよならする前に、言い残したことのないように、思い付いた時は、語ってみてはいかがですか。