この言葉に朝から衝撃を受け、デンキが走った。
羨むと妬むは共に同じ意味だと思っていたから。
共にあまりよい言葉ではない。
が、「 何くそ、馬鹿にされたなら、絶対に見返してやる 」の対抗心に捉えてやってきたから、今がある。
羨むは、妬むと紙一重なので、1つ捉え方が間違うと卑屈な屈折した心の塊になる。
イラストレーターの汐街コナさんは、高校の現代文の先生に、こう教わったらしい。
自分より上の人を「うらやむ」 のは「 自分をその人
の位置まで高めたいと思う」こと、「ねたむ」 のは
「その人をその位置まで落としたいと思う」こと。
今回のまとめでは、こう締めくくってある。
「 人を引きずり下ろすより、自分もそうなりたいと思うほうが幸福への距離は近い 」
それは、理想である。
なかなかそこまではいかない。
でも、切磋琢磨でそれを繰り返してきて一区切りつくと、違う自分になれる。
すると、以下の言葉に変えられるから、不思議である。
「くそおっ」と思うことがあった時は まず、
妬む気持ちを羨む気持ちにすり替えてみましょう。
そうして、心根にはいつも「 見返してやる 」のハングリー精神を持ち続けて努力しましょう。
そうすれば数年後には、兎と亀の亀にように、山の頂上でVサインです。
その頂上で得られたものは、頑張り抜いた達成感と心身共に大人になれた自分を客観視出来る力です。
きっとその頃のあなたは、今までとは逆の、うらやまれる人になっているはずですよ。