意外に気付かず、忘れてしまっている。
思わず、私も最初はこどもだったじゃない、と背筋を正したくなったと同時に、反省の念が込み上げる。
なぜなら、知らぬ間に、現在のこども
に対して、生意気な口調を繰り返ようになっていたからだ。
当たり前に、昔自分がこどもだった頃は、大人が疎ましかった。
どうして、もっと同じ気持ちになってみてくれないの?って心の叫びをぱんぱんにしていた。
なのに、いつの間にか20歳を過ぎて、世間的に大人だと認められると、あの頃のことを忘れてしまった。それは、実に悲しいこと。
でもね、今でも、虹を見た時の込み上げてくる感動や、温かい言葉に触れて涙が目に浮かんでくることはあるの。
これは、これからもずっと持ち続けていきたいな。
そう、私も昔は、こどもだったのだから。