思いの丈☆宅配便

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世の中は、こども と もと こども でできている

 このことばは、童話作家富安陽子の言葉である。

意外に気付かず、忘れてしまっている。

思わず、私も最初はこどもだったじゃない、と背筋を正したくなったと同時に、反省の念が込み上げる。

なぜなら、知らぬ間に、現在のこども

 

 

に対して、生意気な口調を繰り返ようになっていたからだ。

    当たり前に、昔自分がこどもだった頃は、大人が疎ましかった。

どうして、もっと同じ気持ちになってみてくれないの?って心の叫びをぱんぱんにしていた。

なのに、いつの間にか20歳を過ぎて、世間的に大人だと認められると、あの頃のことを忘れてしまった。それは、実に悲しいこと。

でもね、今でも、虹を見た時の込み上げてくる感動や、温かい言葉に触れて涙が目に浮かんでくることはあるの。

これは、これからもずっと持ち続けていきたいな。

そう、私も昔は、こどもだったのだから。