朝から折々のことばにハッとする。
京都老舗の女将が、礼の仕方を丁寧にご教授下さっていた。
「礼は、頭を下げるときではなく顔を上げるときこそ丁寧に~顔を上げるとき相手の姿にゆっくりと目をやること」
挨拶は、まず頭を下げることからと、息せき切るように急いでしていた。
そして、下げて下さっている人よりも早く頭を上げてしまって、また軽く下げて相手と同時に上げていたような気がする。
全く、笑ってしまう恥事。
お礼の意味が解っていないからのなし業。
皆様は、そうではないと知りながらの今回の題材をお許し下さい。
さあ、今日からは、日本全国、心のこもったお礼が交わされることを祈りたい。