思いの丈☆宅配便

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64ろくよん~心の乾いた人に見てほしい

「これは私の見る映画だ」と手を引かれるように劇場に出掛けた。
それは、64ろくよん(前編)。
題目の意味は、昭和64年の64。
あの昭和から平成に変わる7日間に起こった誘拐事件を描いている。
誰が犯人かよりも、あの昭和から平成への移り変わりを改めて見届けたくての観映画。
稀薄な平成とは違う人間関係を篤と見せて貰った。まるで、心の襞まで覗けたようだ。
出来るなら、後編は6月11日からなんて言わずに続けて見たかったのが正直な気持ちかな。
映画では分からなかった部分は、文庫本を買って読み切った。
映画では下瞼が涙で重くなり、文庫本では心の襞が幾つもたなびいた。
「64ろくよん」~この映画は?かもしれないが、心の乾いた人に見てほしい。
なぜって それは、心はいつも潤ってほしいから。