樹木希林さんが、亡くなられてから、幾度となく目にした言葉がある。
その言葉は、私のこれからの背中を押して貰った。
まず、ご紹介する。
「楽しむのではなく、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやっていけないもの、この世の中。」
実はこの楽しむということが、出来なかった。
しかし、周りの人は、よく、言ってきた。
「もっと楽しもうよ。楽しまなきゃね。」
一人、つまらなさそうにしているのが、目立ったのかなあ。
それを考えていたら、ある方が、こんなことを書かれているのを目にした。
「面白がるのは、一種の覚悟が必要。どのように関わっていくかだから。そこを、この状況をどう受け止めるか、ここから何を学べるだろうか、と切り替えたら楽しくなってきた。それは、被害者でも犠牲者にもならない。この感覚があれば、絶望はない。」
これを読んで、とっても元気になった。
そうだ、この考え方だ。
物事を突き詰めて考えて、出口まで来たから、今度はドアを開けて、気持ちのスイッチを360度切り替えよう。
しんどいことも多いのが世の中。
よっしゃあ、任しとき。
逆の発想で、面白がって、楽しんでみるね。
世界水泳の北島康介選手の言葉「うまくいかないって面白い」は、遥か先だけど、そうもなりたい。
樹木希林さんは、そのことをきちんと分かって、乗り越えられていた。
やっと、その言葉の真意が体得出来た。
樹木さん、ありがとう。
私は、もうちょっと現世で修行してから、そちらに行かせてもらいます。
もしそちらでお会い出来たら、お話しして下さいね。楽しみに、ワクワクしています。
それでは。